高校受験で後悔する中学生の共通点|もっと早く塾に来ればよかったと思う前に

「うちの子は今からでも間に合いますか?」

保護者面談でよくいただく質問です。

もちろん現在の成績も確認しますが、私は成績表より先に普段の勉強の様子を聞きます。

なぜなら、伸びる生徒は最初から成績が良かったわけではないからです。

以前、中学3年生の春の段階で200点台だった女子生徒がいました。

決して順調なスタートではありませんでしたが、自分の課題と向き合いながら勉強を続けた結果、福井商業高校商業科に合格しました。

そして高校進学後も努力を続け、現在は中央大学に通っています。

また、中学2年生の頃には、

「科学技術高校に入れれば十分かな」

と話していた生徒もいました。

しかし、その生徒も少しずつ勉強への向き合い方を変えていきました。

分からない問題を放置しない。

できなかったことを相談する。

苦手な単元から逃げない。

そうした積み重ねの結果、高専の推薦を獲得し、無事に合格しました。

どちらの生徒にも共通していたのは、最初から成績が良かったことではありません。

自分の課題から目を背けなかったことです。

反対に、受験が近づいてから

「もっと早く塾に来ればよかった」

という言葉を聞くこともあります。

塾長 荒井

今回は、私がこれまで多くの中学生を見てきた中で感じる「高校受験で後悔しやすい中学生の共通点」についてお話します。

目次

テスト前しか勉強しない

受験前に苦しくなる生徒に多いのが、テスト前しか勉強しないことです。

もちろん、テスト前に頑張ること自体は悪いことではありません。

問題は、テスト前しか勉強する理由を見つけられないことです。

テストが終われば勉強しない。

次のテストが近づけば慌てて勉強する。

この繰り返しでは、どうしても学力は積み上がりません。

保護者面談でも、

「テスト前はやるんですけどね…」

という相談をよく受けます。

しかし、高校受験は中学3年生だけの勝負ではありません。

中学1年生、中学2年生の積み重ねが、そのまま受験での力になります。

本当に心配なのは点数ではなく、間違えた問題への無関心

私は面談で点数の話をすることはあります。

しかし、実は点数そのものより気になることがあります。

それは、

間違えた問題に無関心なことです。

テストで間違えた。

宿題で間違えた。

それ自体は問題ではありません。

問題なのは、

「なぜ間違えたのか」

「どうしたら次は解けるのか」

を考えないことです。

成績が伸び悩む生徒ほど、答え合わせをして終わります。

間違えた問題を見返さない。

できなかった理由を考えない。

そして同じミスを繰り返します。

私は、

できないことが問題なのではなく、できないことに無関心なことが問題

だと思っています。

できないことを認めるのは勇気が必要です。

しかし、そこから目を背けている限り成績は変わりません。

相談できるようになる生徒は伸びる

成績が伸びる生徒にはもう一つ共通点があります。

それは、報告・連絡・相談ができることです。

分からない問題があった。

学校で困ったことがあった。

勉強が思うように進まなかった。

そういうことを隠さずに伝えられる生徒は伸びやすいです。

ただ、最初から相談できる生徒ばかりではありません。

「こんなことを聞いたら怒られるかもしれない」

「できていないことを知られたくない」

そんな気持ちを持っている生徒もいます。転塾してくる生徒にも多いです。

だから私たちは、最初から接し方に気を付けています。

できなかったことを責めるのではなく、

「どこで困ったのか」

「何が分からなかったのか」

を一緒に確認します。

実際に、入塾当初は何も話せなかった生徒が、自分から相談できるようになることもあります。

私はそれも大きな成長だと思っています。

やる気では続かない

勉強について話していると、

「やる気が足りない」

という言葉を耳にすることがあります。

しかし私は、気持ちだけで勉強を続けるのは難しいと思っています。

例えば歯磨きはどうでしょうか。

毎日やる気があるから続いているわけではありません。

習慣になっているから続いています。

勉強も同じです。

受験前だけ頑張るよりも、普段から勉強する習慣がある方が強いのです。

家で勉強できなくても構いません

保護者の方から、

「家で全然勉強しません」

という相談を受けることがあります。

もちろん家で勉強できるのが理想です。

しかし、家で勉強できないからといって諦める必要はありません。

私はよく、

「家で勉強することをお子さんに期待しないで、塾にいる時間に目を向けてください」

とお伝えしています。

まずは勉強する時間を確保すること。

まずは机に向かうこと。

そこから習慣は作られていきます。

受験直前になって慌てるよりも、中学1年生や中学2年生のうちから勉強する環境を整える方が、結果的には大きな差になります。

まとめ

高校受験で後悔する中学生には共通点があります。

それは、勉強が苦手だったことではありません。

  • テスト前しか勉強しない
  • 間違えた問題に無関心
  • 分からないことを相談しない
  • 根性で何とかしようとする

こうした状態が続くと、受験学年になって苦しくなります。

一方で、

  • 間違えた問題に向き合う
  • 分からないことを相談する
  • 勉強習慣を作る

こうした積み重ねが、高校受験の結果につながります。

「もっと早く塾に来ればよかった」

受験後にそう思う生徒や保護者は少なくありません。

だからこそ、少しでも不安を感じたときが動き出すタイミングだと思います。

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